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所属カウンセラーの清田直芳です。


今回も心理学セミナーの中でお話した内容について書いていきたいと思います。


4回目の心理学セミナーを開催しました🎶


前回は、人間関係が人生にどれくらい影響しているかについて書かせていただきました。


人間関係は人生にどれくらい影響しているのか?


読んでいただいた方はお分かりになるかと思いますが、人生において人間関係はとても大きく影響をしています。


それだけ人生に大切な人間関係ですが、良い人間関係を築くには、お互いがお互いを信頼していなければいけません。


人間関係=信頼関係と言っても良いくらいではないでしょうか? 信頼関係ができていれば、世の中で問題となっている多くのことは、問題になりません。


とても尊敬している先輩や上司、長年付き合っている親友など、皆さんと深い信頼関係で結ばれている人をイメージしてみてください。


その人が仕事のパートナーだったとして、セクハラ、パワハラなど、各種のハラスメントの問題が起こるでしょうか?


その人が隣に住んでいるとして、庭の枝が自分の敷地に入って来たからといって、近隣トラブルに発展するでしょうか?


その人とたまたま街で肩がぶつかってしまい、どちらかが怪我をしてしまったからといって、喧嘩や裁判といった問題になるでしょうか?


きっと、なりませんよね。もし、なるとしたらそこに深い信頼関係ができていたとは言えないでしょう。


おそらく、お互いがお互いを尊重し、互いにとって納得のいく結果を見つけようとするはずです。


このように信頼関係を築くことは、人間関係において何よりも重要です。それでは、信頼関係を作るために必要なことはなんでしょうか?


信頼関係を作るためのテクニックはたくさんありますが、テクニックよりも大切なことがあります。


それは、相手を理解したいという気持ちです。


この理解したいという気持ちがなければ、相手のことを尊重しない、一方的で独善的な関係になってしまいます。


より酷く言えば、相手を自分の利益のために利用する対象としてしか見ていない、とまで言っていいでしょう。


私が大好きな『7つの習慣』という本がありますが、この中でも第5の習慣に「理解してから理解される」というものがあります。


『7つの習慣』は物事の原理原則を大切にしていますが、この原則が実践できていないから、多くの人間関係でトラブルが起こってしまいます。


人間は誰でも、自分独自のものの見方があります。身体的な特徴や、生まれ育った環境などによって、受け取り方は一人ひとり異なりますが、ついつい自分のフィルターを通して見たものを、真実と勘違いしてしまうんですね。


それを防ぐために必要なのが、理解したいという気持ちです。


この理解するとは、表面的で浅い理解ではありません。


その人の目で、その人の耳で、その人の体で、その人が何を考え、どう感じてきたか、そして今この瞬間はどうなのか?ということを、その人に憑依したかのように、臨場感を伴って疑似体験をしたいという精神です。


もちろん、完全に同じ体験を共有することは不可能です。どれだけ頑張っても実際の半分も理解できていないかもしれません。深く聴き、理解するためには、相応の技術も必要です。


それでも、相手を理解したいという気持ちがなければ、相手を理解することはできません。そして、相互理解のない関係に、深い信頼関係はありません。


自分が嬉しいと思うことでも、相手が嬉しいとは限りません。楽しい、幸せ、悲しみ、不安、などその他の感情も同様です。


大切な人と1日を過ごす時、相手に本当にかけがえのない時間を過ごして欲しいと思うのであれば、その人が嬉しいと思ってくれることを理解しなければいけません。


相手が全く自分の好みを理解しようとせず、

べジタリアンなのに肉の専門店に行ったり、

冷え性なのにドライブしている車でガンガンに冷房を効かせたり、

虫が苦手なのに虫のたくさん出るハイキングに誘ったり、

そのようなことが続いたら、自分のことを大切にしてくれてると思うでしょうか?


理解しなげれば、相手を大切にすることはできません。


理解したいという気持ちは愛です。


・・・・・。


最後、思いっきりクサくなりましたね笑


自分で書いていて、「理解したいという気持ちは愛です」を太字、マーカーを引いて強調することに、正直笑ってしまいましたが、大切なことだと思ったのでそのまま行きました。


信頼関係において、理解したいという気持ちが大切だということを、少しでも感じていただけたなら幸いです。


次回は、「理解したいという気持ち」という土台があった上で、信頼関係を築くためのテクニックについて、いくつか書いてみたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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