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所属カウンセラーの清田直芳です。


新しいことに挑戦したり、人生を左右するような選択をしたり、何かと精神的に疲れるような場面ってありますよね。


上記のような場面の時、「失敗したらどうしよう?」「嫌な結果になったらどうしよう?」という不安な気持ちが出てきてしまう人が多いと思います。


しかし、同じような状況にも関わらず、「何が来てもオッケーじゃないか!」という心理状態になったことがありました。


それが、タイトルに書いた「安心の両面待ち」という状態です。


ちなみに、両面待ちというのは麻雀用語でリャンメン待ちと読みます。


残り1枚で上がれる状態をテンパイと言うのですが、例えば自分の手に「3」「4」と牌があったとします。


その時、「2」と「5」どちらが来てもあがれる状態のことを両面待ちと言うんですね。ここで言う「2」と「5」が、それぞれ「成功」と「失敗」にあたります。


ここでは便宜上「失敗」と書いてありますが、両面待ち状態になるとどちらも「成功」と「成功」、場合によっては「成功」と「大成功」になることもあります。


私がこのことを強く実感した出来事が以前ありました。


とある人間関係において悩んでいた時、どうしてもその人と関わることが嫌になっていました。


その人は不機嫌な時間が多く、関われば大抵嫌な思いをする結果になるからです。しかし、立場上関わらない訳にはいきません。


この時、心理のことを学んでいましたので、この状態を改善する為に「笑い」を使ったワークを自分でやってみました。


すると、事態は一気に好転しました。このワークをケタケタと笑いながら行い、とても楽しい気持ちになったんですね。


その後、私の気持ちは、「また、嫌なことがあったらネタにできるな(笑)」というものに変化しました。


何も無いなら無いで、心穏やかに過ごせるし、何か有ったら有ったで、ネタにできる。


まさに、「どちらでもオッケー!」安心の両面待ち状態です。


前にもこのブログで書きましたが、失敗だと思っていたことが、今の幸せにつながっているということは多々あります。


失敗は最良の師となる、という話


しかし、それはその状況を脱した後になって気づくことだと思います。


車を運転していて、後ろからドーンッとぶつけられた瞬間に、「ありがとう!」とは絶対ならないですよね。


まさに今苦しい状況にいる時、漠然とした明るい未来への希望だけでは、それが緩衝材にはなっても、悪い結果を肯定しきれないのではないでしょうか。


そこで、重要になるのが、「失敗」を具体的な明るい未来に変えることです。


今でこそ、人前で講師をすることにそれほど緊張しなくなりましたが、当然最初の頃は緊張しまくりでした。


「上手く喋れなかったらどうしよう?」「頭が真っ白になったらどうしよう?」


そのような考えが溢れて来て、心臓はバクバクです。


このような時、その心配している状況を話してしまう、という手があります。


「初めての講師でとても緊張してるんですよー。頭が真っ白になっちゃうことがあるかもしれませんけど、そうなっちゃったら、『頑張れ、頑張れ、キヨタ!』っていう風に、ぜひ応援して下さい」


このように話してしまえば、多くの人が好意的に見てくれるでしょうし、少し笑いが起きて空気も和むかもしれません。


「失敗しても大丈夫」と思えば緊張も柔らぎますし、本当に頭が真っ白になっても、コールで盛り上がりそうですよね。そうなったら、「どっちでもオッケー!」です。


お笑い芸人さんなんかだと、お笑いのネタに出来るというのは、具体的なメリットですよね。


私のようなカウンセラーであれば、事前に「〇〇の問題が起こったら、自分であのワークを試してみよう」と決めておくことで、リスクもポジティブなものだと捉えることができます。


このように、失敗しても具体的な明るい未来が待っている状態にしてしまえば、極端に不幸な出来事で無ければ、随分と楽な気持ちでその出来事に取り組むことができると思います。ぜひ、お試しください。


ちなみにですが、7月20日のセミナーでは、今回書いた具体的な出来事や、笑いを使ったワークについても取り上げる予定です。お時間のある方はぜひ、ご参加くださいませ!


人生を幸せに過ごすための『笑い』と『遊び』


最後までお読みいただきありがとうございます。


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