今回も第2回Value creation room心理学セミナー「人生を幸せに過ごすための『笑い』と『遊び』」でお話した内容について書いていきたいと思います。
ちなみに、セミナーに参加された方のご感想はこちらです。
今回からは「笑い」や「遊び」を実際の生活に取り入れていくことについて書いていきます。
今回のテーマはプレイフルネスです。
プレイフルネスとは、
「現状を楽しく認識したり、変えていく能力」
のことです。
これだけだと分かりにくいと思いますので、具体例をあげていきますね。
・ノンスタイル石田さんの例
これは、以前テレビのバラエティ番組で見て印象に残っているものです。
お笑いコンビのノンスタイルの石田さんが、家で行なっている工夫を紹介していました。
石田さんは、毎日の晩酌を楽しみにされているようなのですが、ただその時の気分で呑むということをせず、面白い工夫をしているそうです。
それは、紙に「ビール2本 するめいか」「チューハイ1本 ナッツ」のようにたくさん書いて、それをガシャポンに入れ、1日1回だけ回して、出てきたもので晩酌を楽しむという工夫でした。
これをするだけでも、「今日は何が出るかな?」という楽しい気分になりますよね。飲み過ぎを防止する効果もありそうです。
芸人さんならではの、素晴らしい遊び心だと感じました。
・私の満員電車での例
私自身もこのプレイフルネスという言葉を知る前から、「どうすれば、面白くなるだろう?」ということは常日頃から考えるようにしていました。
最近、介護の仕事を辞めて満員電車に乗ることが多くなってるんですけど、せっかく満員電車に乗るのだから、「何か面白くできないかな?」と思って考えてみました。
1.満員電車セラピー
満員電車だとどうしても、常に他の人と密着してる状態になることってありますよね。これって捉えようによっては、マッサージとかフリーハグみたいなものだと思います。
肌と肌が触れ合うことでオキシトシンという幸せホルモンが出ますから、不快だと思わずセラピーだと思えばきっと効果があるんじゃないか、と。効果があると信じる気持ちは大切ですからね。
自分から積極的にくっ付きに行くとそれはヤバイですから、どうしようも無い時は「満員電車セラピーのチャンス!」と思えば、気持ちも変わるかもしれません。
2.都会体験ゲーム『満員電車でGO!』
都会育ちの方は共感しづらいかもしれませんけど、広島の福山という田舎出身者からすると、満員電車への憧れが以前ありました。
テレビなんかで、車掌さんが押してる様子を見て「楽しそうだなー」と小さい頃に思ったのを覚えています。
その時のことを思い出して、これを体験型のゲームだと思ってみることにしました。
自分以外の乗客はエキストラっていう設定です。何百人もいるでしょうから、実際にやろうと思ったら相当お金かかりそうですよね。
ゲームをしているモードでいると段々と思考が展開していき、
「あの、しかめっつらをしてる人、仕事熱心だなー」
「この人、足を踏ん張って自分のエリアを確保しようとしてるから、ベテランなのかなー? 時給も他の人より高いのかも」
「満員なのにリュックを背負ったまま! この車両のリーダーかも!」
みたいに思えてきて楽しくなってきます。これはあくまでも妄想ですけど、気分は変わると思いますので良かったら試してみてください。
今回はプレイフルネスについて書かせていただきました。何となくでも感覚はつかんでいただけたでしょうか?
意味の見出せない退屈な仕事や、苦痛な人間関係などなど、それを楽しくする工夫はきっと眠っていると思います。
ネガティブな状況に直面した時、「どうしたら楽しくできるだろう?」と普段から考える癖をつけることで、このプレイフルネスも高まっていきますので、ぜひ日常的に考えてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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