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所属カウンセラーの清田直芳です。

間が空いてしまいましたが、第4回の心理学セミナーでお話した内容の続きを書いていきたいと思います。

前回、信頼関係を築く方法として、「単純接触効果」について書かせていただきました。

今回は実際に信頼関係を築きたい相手と、どのようなコミュニケーションを取れば良いかという話です。

キーワードは、「同調」です。

これは、コミュニケーションにおいて最も大切なことの一つだと言えます。詳しく説明していきますね。

同調とは、信頼関係を築きたい人の呼吸、リズム、声の強弱、テンポ、表情、雰囲気などを合わせることです。

これは、知識がなくても無意識でやっている方は多くいらっしゃいます。むしろ、小さな部分では全ての人がやっていることでしょう。

特に日本人は、周りとの調和を大事にしていますから、上手い人は多いかもしれません。

例えば、結婚式やお葬式といった厳かな場では、周りに合わせて静かにしたり、悲しそうな表情、にこやかな表情にしたり、周りの雰囲気に合わせますよね。これも、同調の一つです。

お葬式で、急に「イェー!」と大声出してテンション上げたりしたら、周りの方との信頼関係が崩れます。崩れる所か、おかしな人と認識されてしまいますよね。

反対に、親族の方が涙ぐんでることに共感して、同じように涙ぐめば信頼できる人だと思われる可能性が高いでしょう。

特に、リズム、声のトーンや強弱は合わせやすい所ですので、これが上手にできるようになると、信頼関係は築きやすくなります。

ただ、気を付けていただきたいのは、同調することに意識が行き過ぎて、相手の話に集中していないと「私の話をちゃんと聴いてない」と思われてしまいます。そうなると、逆に信頼関係がくずれてしまいますから、無意識でできるようになるのが理想ですね。

もう一つ注意していただきたいのは、不自然にならないことです。

例として、ミラーリングという相手と同じような格好をするという技法があります。相手が脚を組んだら、自分も脚を組む、というようなものです。

これを過度に行ってしまうと、「この人、さっきから私と同じポーズ取ってくるな」とばれてしまいます。

そうなると、「技法で私をコントロールしようとしている」と思われかねませんから、なるべく不自然にならないように注意が必要です。

リズム、声のテンポや強弱は、自然に行えていれば、違和感を感じることは無いと思いますので、その辺りを意識して練習していただくのが確実だと思います。

最後に、これは余談になってしまいますが、現在は情報があふれています。小手先の知識、技術は誰でも知ることができますよね。

私も受講者として、セミナーに参加した時、「あ、〇〇(技法)使ってるな」と気づくことが良くあります。

技術が当たり前の時代だからこそ、より真の人間性が問われる時代だと思います。技術も大切ですが、その土台となる在り方の部分をより大切にしていただきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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所属カウンセラーの清田直芳です。

11月16日に第6回心理学セミナー「"絶対に"役立つ習慣化の力」を開催しました。

まだ、前回自分が担当した講座の中身もきちんと書けていない状態ですが、そちらもチョコチョコと書いていきますのでお待ちください。

さて、今回のテーマは「習慣化」でした。"絶対に"とセミナー名に付ける程、これはとても大切な内容です。

人が1日生活する中で、習慣的な行動は40〜50%とも言われいますから、良くも悪くも人生の大部分に影響をしています。

講座でもお話しましたが、私自身も全く習慣化ができないタイプでした。しかし、実際に適切なやり方をすることで、多くの望ましい習慣を身につけてることができました。

一例をあげると、「1日平均1万歩のウォーキング」「冷水シャワー」「マインドフルネス瞑想」などです。

これらは、心の仕組みを知り、適切なやり方をしたからできるようになったことです。

知識に関しては、今は素晴らしい情報がいくらでも手に入りますが、それを実際の行動に移すということができない人が大半、というのが実情だと思います。

カウンセリングも同じですが、体験型のセミナーも人との関係の中で、半強制的に課題と向き合えるというメリットがあります。

ここでは、講師をしていて印象に残った部分を、少し紹介させていただきたいと思います。

セミナーの中盤で、「習慣化できたこと」と「習慣化できなかったこと」をそれぞれ考えてもらい、参加者の方々でシェアをしてもらうワークを行いました。

1人の方の成功体験のシェアをきっかけに、他の参加者さんも「私も、〇〇なことができてた」と思い出されたことがありました。

人は忘れてしまっているだけで、日々、多くのことを体験しています。習慣化も同じく、実はできていることもたくさんあるはずです。

本や動画でも気づきはありますが、同じような立場の人と同じ場所で体験を共有することは、より大きなインパクトがあるようにいつも感じます。

「習慣化できなかったこと」をシェアしてもらったのも、習慣化が難しいのは誰でも一緒だと感じてもらいたかったからです。

習慣化は誰でも難しいのに、失敗してしまったら「私はダメだ」だというのは、極端な考えです。そんなことを言ったら、世の中の人はほぼダメになってしまいますよね。

それも、計算や思惑などのない、心からの言葉だからこそ実感として感じられるのだと思います。

冒頭でも書きましたが、習慣化は人生においてとても大切なスキルです。少し時間はかかってしまうかもしれませんが、習慣化のコツをこちらでも書かせて頂こうと思いますので、またぜひお読みください。

次回、同じく所属カウンセラーの岩村が、「結婚・恋愛・夫婦」などパートナーシップに関する、グループカードセッションを行います。

日にちは12月14日(土)時間はいつもより1時間早い13時から15時となっています。ぜひ、ご参加くださいませ!

最後までお読みいただきありがとうございました。

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所属カウンセラーの清田直芳です。


今回も第4回心理学セミナーでお話した内容について書いていきたいと思います。セミナーの様子と、これまで書いた内容を読みたい方はこちらをご覧ください。
 

4回目の心理学セミナーを開催しました🎶

人間関係は人生にどれくらい影響しているのか?

信頼関係を築くためにテクニックよりも大切なこと


前回は、人間関係の土台となる信頼関係を築くために、最も重要なことについて書かせていただきました。


テクニックよりも重要なものは、相手のことを理解したいという気持ちです。


相手を理解し、相手の気持ちを尊重しなければ、たとえ一時的に信頼関係を築くことはできても、長期的にwin-winとなる良好な関係性は築けません。


そもそも、人は他人からコントロールされるのを嫌います。余程、信頼関係がしっかりしていたり、あまり重要でないことであれば、コントロールされても良いと思うかもしれませんが、大抵の場合は人に操られるということを好ましく思うことはないでしょう。


それでは、上に書いたような前提を踏まえた上で、信頼関係を築くのに役立つ方法をお伝えしていきたいと思います。


●人は何度も接触したものに安心する(なれる)


心理学の用語では、『単純接触効果』と呼ばれるものです。


論文などでは、「何度も接触したものを好きになる」と表現されているのを見ますが、そこには違和感があるので、「なれる」という表現をさせていただきます。


人は大昔、小さなコミュニティでのみ生活をしていました。まだ、人類の数がずっと少ない、狩猟採集の時代です。


狩猟採集の時代では、一生を同じコミュニティに暮らす人としか出会わない人が大勢いたはずです。


そのような人が、全く見たことのない人と出会うとどう思うでしょう?


「誰!? こわっ!!」


と思うのではないでしょうか? 今は文明が発達して情報がありますから、初めての人に対して恐怖心はそれほど抱かないかもしれません。


しかし、狩猟採集の時代は情報がありません。侵略者の可能性も高いですから、そう簡単に気を許す訳にはいきませんよね。


今は死の危険性を感じることはないかもしれませんが、

「怖い人じゃないかな?」

「私のことを利用しようとしてない?」

「変なことを言って、地雷を踏まないかな?」

など、初めての人に対しては、気を使ってコミュニケーションを取ると思います。


最初はそのように気を使っていても、段々と回数を重ねていく毎に、「この人といても安心だ」と無意識のレベルでも感じるようになっていきます。


回数を重ねれば、それだけで警戒心は少なくなっていきますから、コミュニケーションを取る中で、お互いの共通点を見出したり、楽しくお話をして好印象を抱いたりして、信頼関係ができてくるのだと思います。


学校や職場など、良く顔を合わす場所で恋愛に発展しやすいのも、この単純接触効果が大きく影響しているのでしょうね。


これを日常の生活でいかすのであれば、意図的に会う回数を増やしたり、自分のことを認識してもらえるように、メッセージを送ったりということが行動になります。


ちなみに、同じ1時間を一緒に過ごすとしても、

1時間×1回よりも、15分×4回の方が効果が高いと言われていますので、それも参考にされてください。


注意点としては、いくら単純接触効果が働いているとはいえ、会う度に嫌な感情を抱かせてしまう要素があったら、信頼関係を築くことはできません。


例えば、良かれと思って「カッコいい!」「可愛いね!」など外見を褒めても、「外見ばかりを見て、中身を見てくれてない」と思って、不快に感じる人もいます。


他には、私の場合あまりメッセージでのやり取りは好きではありません。文字情報だけだと意図があまりに伝わりづらい為、やり取りに疲れてしまうんですね。(ただの伝達事項などの、感情を伴わない場合は別ですが)


ですから、私のようにメッセージでのやり取りに疲れてしまう人に、メッセージを何度も送ってしまうと逆に嫌がられてしまいます。


ですから、相手を理解することが一番大切になる訳です。最初の段階で、そこまで理解するのは難しいでしょうから、相手の反応を見ながらというのが基本になると思います。メッセージでも、乗ってるか乗ってないかは、分かろうと思えば分かると思いますので。


ついでにですが、最初に書いた単純接触効果の「好きになる」に感じる違和感についても、一応書いておこうと思います。


その理由は「人は回数を重ねる度に慣れていく」という原則とズレているからです。「当たり前になっていく」の方がしっくりくるかもしれません。


人でも物でも、出会ったばかりの時は、その人や物への情報は多くありません。一目惚れのように急激に好きになるというのは、多くの場合部分的にですよね。


一目惚れしてものすごく好きになったとしても、その気持ちがずーっと続くことはありません。どれだけ見た目がタイプであっても、だんだんと慣れてきます。それが、当たり前になっていく訳です。


最初に好きになった要素が当たり前になった時、その他の要素で2人の間に信頼関係が結ばれていれば、良好な関係が続くでしょう。しかし、マイナスが多ければ、プラスが当たり前になった時にその関係性は終わります。


もちろん、人間関係にも様々なケースがあるでしょうから、利害関係で長期間繋がっているパターンもあると思いますが、困難な障害が発生したら乗り越えることはできないでしょう。


結局、深い部分で繋がっていなければ、長期的には良好な人間関係は続かないということですね。


今回は、単純接触効果について書かせていただきました。長くなってしまったので、また何回かに分けてその他の方法も書いていこうと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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所属カウンセラーの清田直芳です。

毎月、開催している心理学セミナーですが、第6回のセミナーのテーマはずばり『習慣』です。


人は一日の行動のうち、約40%の行動が習慣だと言われています。これだけでも、人生においてどれくらい習慣が大切か分かりますよね。


第5回のセミナーの中でも話題にあがっていましたが、望ましい行動が明確になっていても、それを実際の行動に移し、そして習慣にするのは難しい、と思う人は大勢いらっしゃるでしょう。


私自身も、以前は決めたことが実際にできず、「自分は口だけ人間だ、、、。何て意志が弱いのだろう、、、」と落ち込んだ時期がありました。


しかし、今はハッキリと確信を持って言えます。


やり方を知らなかっただけ」だと。


今は習慣化する方法を知っているので、自分の行動をコントロールし、習慣にすることはそれ程困難だと思っていません。


つい最近では、冷水シャワーを浴びるという習慣を身につけましたし、1日平均1万歩のウォーキングも継続できています。


これは、意志が強いからできた訳ではなく、望ましい方法で行なっているからです。


・やると決めても3日坊主で終わってしまう

・自分は意志が弱く、ダメ人間だと思う

・実際に習慣を変えて、人生を変えたい


という方には、特にオススメしたい内容となっています。ぜひ、ご参加ください!


11月16日(土)14時-16時

Value creation room セミナー

「"絶対に"役立つ習慣化の力」

料金:無料(お茶代として500円頂戴します)

場所:東京都中央区日本橋1-2-10 東洋ビル5階会議室

定員:6名(女性専門のカウンセリングルームの為、参加は女性の方々のみとなっております。また、少人数のセミナーの為、先着順とさせていただきます)

お申込みはこちらから、よろしくお願いします。↓
 
https://www.kokuchpro.com/event/cc3e6908f2c56634967f0defb839e841/

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所属カウンセラーの清田直芳です。


今回も心理学セミナーの中でお話した内容について書いていきたいと思います。


4回目の心理学セミナーを開催しました🎶


前回は、人間関係が人生にどれくらい影響しているかについて書かせていただきました。


人間関係は人生にどれくらい影響しているのか?


読んでいただいた方はお分かりになるかと思いますが、人生において人間関係はとても大きく影響をしています。


それだけ人生に大切な人間関係ですが、良い人間関係を築くには、お互いがお互いを信頼していなければいけません。


人間関係=信頼関係と言っても良いくらいではないでしょうか? 信頼関係ができていれば、世の中で問題となっている多くのことは、問題になりません。


とても尊敬している先輩や上司、長年付き合っている親友など、皆さんと深い信頼関係で結ばれている人をイメージしてみてください。


その人が仕事のパートナーだったとして、セクハラ、パワハラなど、各種のハラスメントの問題が起こるでしょうか?


その人が隣に住んでいるとして、庭の枝が自分の敷地に入って来たからといって、近隣トラブルに発展するでしょうか?


その人とたまたま街で肩がぶつかってしまい、どちらかが怪我をしてしまったからといって、喧嘩や裁判といった問題になるでしょうか?


きっと、なりませんよね。もし、なるとしたらそこに深い信頼関係ができていたとは言えないでしょう。


おそらく、お互いがお互いを尊重し、互いにとって納得のいく結果を見つけようとするはずです。


このように信頼関係を築くことは、人間関係において何よりも重要です。それでは、信頼関係を作るために必要なことはなんでしょうか?


信頼関係を作るためのテクニックはたくさんありますが、テクニックよりも大切なことがあります。


それは、相手を理解したいという気持ちです。


この理解したいという気持ちがなければ、相手のことを尊重しない、一方的で独善的な関係になってしまいます。


より酷く言えば、相手を自分の利益のために利用する対象としてしか見ていない、とまで言っていいでしょう。


私が大好きな『7つの習慣』という本がありますが、この中でも第5の習慣に「理解してから理解される」というものがあります。


『7つの習慣』は物事の原理原則を大切にしていますが、この原則が実践できていないから、多くの人間関係でトラブルが起こってしまいます。


人間は誰でも、自分独自のものの見方があります。身体的な特徴や、生まれ育った環境などによって、受け取り方は一人ひとり異なりますが、ついつい自分のフィルターを通して見たものを、真実と勘違いしてしまうんですね。


それを防ぐために必要なのが、理解したいという気持ちです。


この理解するとは、表面的で浅い理解ではありません。


その人の目で、その人の耳で、その人の体で、その人が何を考え、どう感じてきたか、そして今この瞬間はどうなのか?ということを、その人に憑依したかのように、臨場感を伴って疑似体験をしたいという精神です。


もちろん、完全に同じ体験を共有することは不可能です。どれだけ頑張っても実際の半分も理解できていないかもしれません。深く聴き、理解するためには、相応の技術も必要です。


それでも、相手を理解したいという気持ちがなければ、相手を理解することはできません。そして、相互理解のない関係に、深い信頼関係はありません。


自分が嬉しいと思うことでも、相手が嬉しいとは限りません。楽しい、幸せ、悲しみ、不安、などその他の感情も同様です。


大切な人と1日を過ごす時、相手に本当にかけがえのない時間を過ごして欲しいと思うのであれば、その人が嬉しいと思ってくれることを理解しなければいけません。


相手が全く自分の好みを理解しようとせず、

べジタリアンなのに肉の専門店に行ったり、

冷え性なのにドライブしている車でガンガンに冷房を効かせたり、

虫が苦手なのに虫のたくさん出るハイキングに誘ったり、

そのようなことが続いたら、自分のことを大切にしてくれてると思うでしょうか?


理解しなげれば、相手を大切にすることはできません。


理解したいという気持ちは愛です。


・・・・・。


最後、思いっきりクサくなりましたね笑


自分で書いていて、「理解したいという気持ちは愛です」を太字、マーカーを引いて強調することに、正直笑ってしまいましたが、大切なことだと思ったのでそのまま行きました。


信頼関係において、理解したいという気持ちが大切だということを、少しでも感じていただけたなら幸いです。


次回は、「理解したいという気持ち」という土台があった上で、信頼関係を築くためのテクニックについて、いくつか書いてみたいと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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