所属カウンセラーの岩村です。
ここ最近、「メンタリスト」という海外ドラマをよく視聴しています。
すでにファイナルシーズンが終わってしまっているドラマなのですが、それをシーズン1から観て、ようやくシーズン1が終わったところです。
かなり人気のあったドラマなので、観ていた方も多いのではないでしょうか。
簡単に内容をいうと、サイモン・ベイカー演じる主人公のパトリック・ジェーンは人の心理を読み、巧みに操ることができる“メンタリスト”で、犯罪コンサルタントとしてCBI(カリフォルニア州捜査局)の犯罪捜査に協力し、妻子を殺害した連続殺人犯レッド・ジョンへの復讐に燃える人物。
メンタリストといえば、日本ではDaigoさんが有名ですよね。
以前私が師事していたカウンセリングの先生が仕事でテレビにもよく出ている韓国のメンタリストにカウンセリングのスキルを教えていて、それに同行させて頂いた機会があったのですが、そこでちょっとした技を披露して頂いたのを思い出します。
どんなものかというと、1から10までの数字で私が選ぶ数字を当てるというものと、楽器をイメージしてもらいイメージした楽器を当てるというもの。
その時見事に当てられたので「見事だな!」と感心したのを覚えています。
どんなトリックになっているのか。
そこには数字を選ばせたり楽器を選ばせる心理誘導のテクニック、いわゆる「サジェッション」というテクニックが使われていて、その応用が「メンタリスト」のドラマの中でも登場しているシーンが出てきたりします。
例えばシーズン1ではエピソード7でジェーンが家出して行方をくらませた少年に電話で遊園地に誘導するシーンとか。
「本当に誘導できるの?」と半信半疑にもなりそうですが、正真正銘、誘導された自分からすると経験を積めば可能になるのだと言えます。
もちろんそのためにはテクニックを身につけるためにいくつかのポイントを抑えつつテクニックを磨くことが必要になりますが。
「メンタリスト」の主人公ジェーンのように颯爽と心理のテクニックを活用して犯人逮捕に貢献する。あるいはパーティーなどの余興で披露し会場をどよめかせる。誰しも一度は憧れを抱くものではないでしょうか。
華麗なテクニックの裏には、数多くの練習を積み重ねた努力に裏打ちされているもの。
どんな世界でも達人と言われるレベルの人達はなんなく技を披露しますが、その裏には膨大な時間と数々の苦労があるものです。それなくして栄光を掴むことはありません。
彼らのステージは華やかですが、私たちは私たちでそれぞれの人生劇場で主人公を演じています。私たちもまた、日々の努力の積み重ねが私達それぞれを輝かせます。
人をあっと驚かすような心理テクニックを使わなくても、相手の存在を大事にしコミュニケーションをとっていくなかで相手を喜ばれせることも感動させることも、お互いに忘れられない想い出を作ることもできます。
幸せな日々をおくるために私たちなりに最高のパフォーマンスができるよう、二度とないこの日々を大事にしていきたいものですね。